患者のストレスを軽減するカラー白衣(ドクターコート)という新しい発想のユニフォーム

お医者さんのユニフォームでおなじみの白衣。他にも薬剤師や研究所、整体院などさまざまな職業で着用されています。清潔感や信頼感があってとても良いユニフォームだと思いますが、実はそんな白衣に致命的な欠点があることをを皆さんは御存知でしょうか。

 

白衣高血圧(白衣現象)

「白衣高血圧」とは病院に行って患者が診察時にドクターの白衣を見ると緊張して一時的に血圧が上がってしまうこと。白衣症候群、ホワイトコート症候群、白衣現象とも呼ばれています。原因は精神的な不安やストレスと言われていて、白衣を見ることで不安やストレスが増大するようです。

 

 

医療現場に普及するカラースクラブ

そんなこともあり10年ほど前から医療業界のユニフォームとしてスクラブの導入が進んでいます。みなさんも病院や整体院などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。スクラブの語源は「ゴシゴシ洗う」という意味で、簡単に自宅で洗濯ができるので白衣かかっていたクリーニング経費を大幅にカットでき、従来の白衣に比べ動きやすくカラーバリエーションも豊富なことが大きな特徴です。

未だに白しか選べないドクターコート

医療現場などにスクラブの導入が進んだ結果、雰囲気も柔らかくなり患者が受けるストレスも大幅に軽減したようですが、なぜかドクターコートだけはカラーバリエーションが増えず未だに白のまま。中にはせっかくカラースクラブを着ているのにその上に白衣を羽織る人もいたりして、これでは本末転倒にような気もします。

カラー白衣(コート)という新しい発想

しかし、そんな現場の問題を解決する「カジュアル白衣」が、つい先日ユニフォームアパレルから発表されました。ワイシャツやネクタイはもちろん、チノパンやデニムパンツにもコーディネートできる全6色とカラーバリエーションも豊富なエンジニアコートがそれ。
今までなかったのが不思議なくらいですが、優しい色合いに生地の風合いも相まって現場の雰囲気が明るくなり患者さんの緊張についてもかなりの軽減が期待できるのではないでしょうか。

【参考】ライオン研究開発拠点のユニフォームに採用されたデニムコート

クリニカやキレイキレイ、バファリンなどのブランドで国民から長く愛され、2018年2月、120年を超える歴史を持つ企業・ライオンに、今年、新しい組織が誕生した。ライオン株式会社の研究開発拠点「LION INNOVATION LAB 」。ライススタイルが大きく変化する中で、改めて日常や生活をデザインする、ビジネスモデルをデザインする、そんな目的で立ち上がったイノベーション集団のユニフォームとしてデニムコートが採用されたのです。

作業服や白衣からの脱却

LION INNOVATION LABでは、これから新しいことを創造していく上で型にはまらない働き方が必要と考えデニムコートの採用に至ったようですが、見ていて全く違和感を感じませんし、むしろその意図が十分に表現されている素晴らしいユニフォームだと感じるくらい。エンジニアコートはコーディネート次第で着用シーンが無限に広がる、まさにユニフォームの常識を打ち破るアイテム。他社との差別化やイメージチェンジにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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